チーズ大好きな皆さんこんにちわ!
今日は、知れば知るほど奥深いチーズの魅力についてお話ししたいと思います。チーズの魅力にずぶずぶなあなたも、これからチーズ沼にハマる予定のあなたも、一緒にチーズの素晴らしさを再発見していきましょう!
この記事では、世界各地のチーズの特徴や、おいしい食べ方、チーズの魅力を存分に引き出す方法、おすすめのグッズまで、チーズの世界を楽しく探検していきたいと思います。それでは、一緒にチーズの魅力について楽しく学んでいきましょう!
チーズの歴史
チーズの歴史は非常に古く、紀元前4000年ごろメソポタミア地域で羊やヤギの乳を使って作られたのが始まりと言われています。まさか、こんなに昔からチーズが私たちの食卓を彩っていたなんて、驚きですよね!
その後、ギリシャ、ローマといった文明でも、チーズは重要な食品とされていました。
ギリシャ神話では、神々がチーズを楽しんでいたという逸話も。
ローマ帝国時代には家庭でチーズが作られていたという記録も残っています。チーズは、まさに文明の発展と共に歩んできた食材なんですね。
中世ヨーロッパでは、修道院でチーズの製造が盛んに行われました。修道士たちが研究を重ねることで、さまざまな種類のチーズが生まれ、今日私たちが楽しんでいる多種多様なチーズの原型が形作られました。
そして、チーズは世界中に広がり、各地で独自のチーズが発展しました。現代では、何千種類ものチーズが生産され、世界各地の文化や伝統が息づいています。
チーズの種類と味わいの違い
多種多様な種類があるチーズ。この項目ではチーズの大まかな分類と特徴についてお伝えします。チーズ選びの参考にぜひ活用してくださいね!
フレッシュチーズ
フレッシュチーズは、熟成させずに新鮮な状態で食べるチーズで、クリーミーで柔らかい食感と軽やかな風味が特徴です。代表的なフレッシュチーズには、モッツァレラ、リコッタ、クリームチーズなどがあります。
代表的なフレッシュチーズ
モッツァレラチーズ
イタリア発祥で、水牛の乳(または牛乳)で作られています。ほのかな甘味と酸味が特徴で、ミルクの優しい香りがします。
カプレーゼサラダやマルゲリータピザに。
リコッタチーズ
イタリアのフレッシュチーズで、ホエイを再加熱して作られます。さっぱりとした味わいで、柔らかで口当たりが良くミルクの優しい甘さが残っています。
ラザニアやリゾットに。
クリームチーズ
アメリカで生まれたフレッシュチーズで、乳酸菌由来の酸味と乳脂肪の豊かな味わい、なめらかな舌触りが特徴です。
チーズケーキなどのデザートやサラダのトッピングとしても!
フレッシュチーズの保管方法
フレッシュチーズは水分が多く、傷みやすいため冷蔵保存が必要です。開封前は、元のパッケージに入れたまま冷蔵庫で保存しましょう。開封後は、乾燥しないようにラップや密閉容器に入れて冷蔵庫の中で保管してください。消費期限に注意し、早めに食べ切るのがおすすめです。
白カビチーズ
白かびチーズは、チーズの表面に白いカビ(ペニシリウム・カンビフロラ菌)を生やして熟成させることで作られるチーズの一種です。白かびチーズは、クリーミーな食感と独特の風味が特徴で、高級チーズとして親しまれています。
代表的な白かびチーズ
代表的な白かびチーズには、カマンベールとブリがあります。
カマンベール
カマンベールは、フランスのノルマンディー地方発祥の有名なチーズです。熟成が進むにつれてくせのある風味が強くなります。若いカマンベールは、まろやかでマイルドな風味が特徴ですが、熟成が進むと、より強い風味となります。
そのままクラッカーやパンにのせて食べたり、オーブンで焼いても美味しい!
ブリ・ド・モー
フランスの白かびチーズで、カマンベールに似た風味と食感がありますが、よりクリーミーで豊かな味わいが特徴です。カマンベールよりも古い歴史を持ちます。
そのままクラッカーやパンにのせて食べたり、オーブンで焼いても美味しい!
白カビチーズの保管方法
切り口に重ね折したアルミホイルを貼っておきます。キッチンシートなどで軽く包み、密閉容器に入れて冷蔵保存しましょう。密閉容器に入れることで他の食材への匂い移りを防ぐことができます。
青カビチーズ
青かびチーズは、チーズの内部に青いカビ(ペニシリウム・ロックフォルティ菌など)を繁殖させて熟成させることで作られるチーズの一種です。青かびチーズは、独特の風味と香り、シャープな味わいが特徴で、熟成期間が長いほど強い風味が楽しめます。
代表的な青カビチーズ
代表的な青かびチーズには、ロックフォール、ゴルゴンゾーラ、スティルトンがあります。
ロックフォール
フランス、コンバルー山の洞窟でのみ作られるチーズで、羊乳を原料に作られます。世界3大青カビチーズの一つで、その中でも特に強烈な個性を持ちます。鋭い塩味と羊乳特有のこくと甘味が特徴です。
小さくカットしてサラダに加えたり、ナッツや蜂蜜と一緒に!
ゴルゴンゾーラ
イタリアを代表するチーズの一つで、牛乳を原料に作られます。クリーミーなものから硬めのものまであり、芳醇な甘味の中に程よい青カビの刺激を楽しめます。
パスタやリゾットに使われたり、そのままパンと一緒に。
スティルトン
イギリスの青かびチーズで、クリーミーな食感と大理石のような美しい見た目が特徴です。牛乳を原料としており、青カビチーズの中では水分量が少なめでシャープな味わいです。食べると「奇妙な夢」を見るチーズとしても有名です。
ポートワインと一緒に食べたり、ドライフルーツや蜂蜜と一緒に。
青カビチーズの保存方法
開封後は、キッチンシートで包み、プラスチック袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。ブルーチーズの独特の香りが他の食品に移らないよう、密閉性の高い容器に入れることもおすすめです。保存しているうちに水分が出てきますので、こまめにペーパータオルで拭いてあげましょう。
ウォッシュチーズ
ウォッシュチーズは、表面を塩水やブランデー、ビールなどで洗う(ウォッシュ)ことで熟成させるチーズの一種です。強い香りと濃厚な味わいが特徴で、熟成期間中にチーズの表面に特有の赤やオレンジ色のカビが発生します。
代表的なウォッシュチーズ
代表的なウォッシュチーズには、エポワス、リヴァロ、タレッジョがあります。
エポワス
フランス発祥で、塩水とマール酒(ブランデー)で丹念に洗って作られます。独特の強烈な香りがしますが、味わいはクリーミーでマイルドです。パンやクラッカーにのせてそのまま食べたり、肉料理のソースとして使われます。
フルボディの赤ワイン、シャンパンと一緒に。
リヴァロ
フランス・ノルマンディー地方で作られる個性派チーズで、弾力のある食感と側面に巻かれた葉が特徴です。香りは強めで、ナッツのようなコクのある味わいです。
フルボディの赤ワイン、カルヴァドス(りんごのブランデー)と一緒に。
タレッジョ
タレッジョはイタリアのウォッシュチーズで、クリーミーで芳醇な風味が特徴です。塩水で洗って熟成させるため比較的しっかりとした塩味が感じられますが、比較的食べやすいウォッシュチーズです。
パスタやリゾット、ピザに。
ウォッシュチーズの保管方法
ウォッシュタイプチーズは、熟成中に塩水やブランデーなどで洗われるため、表面が湿っています。開封前は、元のパッケージに入れたまま冷蔵庫で保存します。開封後は、チーズ用の保存紙やワックスペーパーで包み、プラスチック袋に入れて冷蔵庫で保管します。また、チーズの表面が乾燥しないよう、適度に湿らせたキッチンペーパーを袋の中に入れると良いでしょう。ウォッシュタイプチーズも独特の香りがあるため、密閉性の高い容器に入れることが望ましいです。
シェーブルチーズ
ヤギの乳を原料とするチーズの総称で、特にフランスで生産されるヤギ乳チーズを指します。シェーブルチーズは、独特の風味と酸味が特徴で、滑らかでクリーミーな食感があります。山羊特有の強い個性にやみつきになる人も・・?
代表的なシェーブルチーズ
ヴァランセ
ピラミッドのような形と、灰色がかった外皮が特徴のチーズ。表皮には灰がまぶしてあり、この灰が、山羊のミルクのチーズ独特の酸味をやわらげる役割を果たしています。熟成の段階によっても楽しめるチーズで、若いときは爽やかな酸味が感じられ、熟成が進むと酸味が抜けミルクの旨みとコクを楽しめます。
よく冷えた白ワインと一緒に。
クロタン・ド・シャヴィニョル
フランスのロワール地方で作られているチーズで、小さくコロンとした形が特徴。熟成の段階によって表皮の色が変化し、白からアイボリー色の段階では、滑らかで口の中で溶けていく感じを味わえます。白や青カビがついて熟成がすすむと、酸味は穏やかになり、キノコや木の実の風味が豊かになります。
パンに乗せてトーストに、ロワール地方の白ワインと併せてもgood!
サント・モール・ド・トゥレーヌ
表皮に木炭をまぶした細長い円筒形をしていて、中心に型崩れを防ぐための藁が通されています。若い状態ではやわらかなチーズですが、熟成が進むにつれて水分が抜けて硬くなり、表面は細かいしわがより、グレーに変化し風味が増していきます。
パンと一緒にトーストしてジャムをかけると絶品!
シェーブルチーズの保存方法
開封後は、チーズを密閉できる容器に入れ、冷蔵庫の野菜室など乾燥しにくい場所で保管してください。また、プラスチックラップで包むことも一つの方法ですが、チーズが呼吸できるように、ラップを緩めに巻くことが望ましいです。
セミハードチーズ
セミハードチーズは、熟成期間が中程度で、比較的硬さのあるチーズのカテゴリです。セミハードチーズは、多くの場合、ナッツや果実のような風味があり、コクがある味わいが特徴です。
代表的なセミハードチーズ
代表的なセミハードチーズには、グリュイエール、エメンタール、チェダー、モンテレージャックなどがあります。
グリュイエール
「スイスの女王様」と言われる由緒正しいチーズで、スイス国内では「エメンタール」に並ぶ生産量を誇ります。わずかに酸味があり、エメンタールよりクリーミーでナッツのようなコクがあります。
牛乳を原料としたチーズで、外観は表皮が黄褐色で硬いのが特徴です。
チーズフォンデュやラクレットに!
エメンタール
スイスの代表的なチーズで、丸く大きな穴がたくさんあいています。アニメやイラストなどでよく穴のあいたチーズが描かれていますが、それはこのエメンタールを描いたものです。塩分が控えめで、味わいもマイルド。かすかな甘みと木の実のような風味があります。
チーズフォンデュやグラタンに!
チェダー
イギリスを代表するチーズで、現在は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどでも製造され、世界中で最も生産物量の多いチーズです。緻密で砕けるような組織、そして薄黄色からオレンジ色のものがあります。若いものはさわやかな酸味を持ちますが、熟成が進むにつれて芳醇な風味となり、更にはシャープな味わいとなります。
薄く切ってそのまま、サラダのトッピングとしても。
モンテレージャック
クセがなくマイルドな味わいで、アメリカでは最もポピュラーなチーズのひとつです。カリフォルニア州モントレー市在住の「ダビッド・ジャック」という人物が作ったことから、この名前がつけられました。やさしいクリーム色の組織には、適度な弾力となめらかな質感があり、とてもベーシックなタイプのチーズです。メキシコ料理にも多く用いられます。
スライスしてチーズトーストやグリル料理に、粗く刻んでカレーやシチューなどに溶かし込んで使うのもオススメです。
セミハードチーズの保存方法
- チーズ用の保存紙やワックスペーパー、パーチメントペーパーで包みます。これによって、チーズが呼吸でき、適度な湿度が保たれます。ラップで包む場合は、チーズが呼吸できるように緩めに巻いてください。包んだチーズをさらにプラスチック袋やビニール袋に入れ、袋の口を閉じずに空気を含んだ状態で冷蔵庫の野菜室や乾燥しにくい場所で保管します。
ハードチーズ
ハードチーズは、熟成期間が長く、固い食感が特徴のチーズのカテゴリです。ハードチーズは、独特のコクと深みがある味わいで、スライスや削り節にして食べたり、料理に使用されることが多いです。
代表的なハードチーズ
代表的なハードチーズには、パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ・ロマーノ、グラナ・パダーノなどがあります。
パルミジャーノ・レッジャーノ
パルミジャーノ・レッジャーノは、北イタリアの特定地域で生産されたチーズで「イタリアチーズの王様」と呼ばれるほど人気の高いチーズです。
熟成が進むとアミノ酸が結晶化して、じゃりじゃりとした食感と、しっかりとした旨味と豊かな香りが感じられます。
すりおろしてパスタやリゾット、スープに入れたり、薄く削ってサラダやカルパッチョに。
ペコリーノ・ロマーノ
ペコリーノ・ロマーノは、羊のミルクを原料とした、イタリア最古と言われるチーズです。
2000年以上前のローマ帝国の時代から食べられてきたと言われている、長い長い歴史のあるチーズです。当時、保存目的で作られていたという理由から、塩分が強めなのが特徴です。
そのまま食べるにはしょっぱいと感じるでしょう。羊のミルク独特の甘い香りがし、色は白っぽく、非常に硬質なハードタイプのチーズです。
粉状にしてパスタやサラダに。
グラナ・パダーノ
牛乳を原料とする超硬質のチーズです。外観は外皮が厚く、茶褐色で硬いのが特徴です。
本場イタリアではどこの家庭にもあるチーズで「万能チーズ」とも呼ばれ、コクとうまみがほどよく、しっとりとやさしい風味が特徴です。
パスタやリゾットに!そのままでも美味しい。
ハードチーズの保存方法
ハードチーズは、他のチーズと比べて水分が少なく、保存が比較的容易です。開封前は、元のパッケージに入れたまま冷蔵庫で保存しましょう。開封後は、チーズ用の保存紙やワックスペーパーで包み、プラスチック袋に入れて冷蔵庫で保管します。チーズが呼吸できるよう、袋の口をしっかり閉じずに少し空気を通すと良いでしょう。
チーズを楽しむための便利な道具
チーズナイフ
ブロック状のチーズを食べやすくカットするのに便利なのが「チーズナイフ」。
チーズの硬さに合わせてさまざまなタイプのものが販売されています。
価格:7,700円 |
チーズスライサー
ハードチーズやセミハードチーズを薄くスライスするために使うスライサー。一定の厚さで切ったり、ごく薄く削ったチーズはそのままおつまみにしてもいいですし、パンに挟んだりするのもおすすめです。一つあるだけで料理の幅が広がりますよ。
価格:5,999円 |
チーズグレーター
パスタやリゾット、サラダなどにチーズを削り入れるのに使うチーズグレーター。筆者は昔手を削ったことがあるのでロータリータイプがおすすめです。
価格:3,520円 |
チーズボード
チーズを楽しむには見た目も大事。せっかくなら映えさせましょう。
[東屋チーズボード大ヤマザクラ無垢材(オイルフィニッシュ)[木製カッティングボード天然木無垢材まな板] 価格:4,840円 |
終わりに
いかがでしたか?今回は有名どころを中心にまとめましたが、世界にはまだまだたくさんの美味しいチーズがあります。おすすめのチーズや食べ方があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
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