お米は、日本の風土に合わせて育てられた文化的な食材の一つ。その奥深さや、地域によって異なる食文化との関係性など、探究すべきポイントがたくさんあります。
健康食材としても注目されるお米。その栄養価や、玄米や雑穀米など、バリエーション豊かなお米の世界を探ってみましょう。
お米の歴史
お米の起源は、中国南部や東南アジアの沼地地帯にある野生のイネから始まったとされています。紀元前3000年頃にはすでに、中国やインド、エジプトなどで栽培が行われるようになっていました。その後、日本においても、弥生時代からお米が栽培されてきました。現在では、世界の食料の4分の1がお米であり、特にアジア諸国では欠かせない食材となっています。
お米に含まれる栄養
お米には、主に炭水化物が豊富に含まれています。炭水化物は、脂質、タンパク質とともに3大栄養素のひとつで、脳や体を動かすといった主にエネルギー源として利用される大切な栄養素です。また、たんぱく質やビタミンB1、ビタミンB2、ミネラル(カリウム、マグネシウムなど)も含まれています。特に、ビタミンB1は炭水化物の代謝を助ける重要な栄養素です。
ただし、お米は食物繊維が少ないため、他の食材と組み合わせることでバランスの良い食事を摂ることが大切です。
代表的なお米の種類と味わいの特徴
お米には多くの品種がありますが、ここでは代表的なお米の種類と味わいの特徴について紹介します。
コシヒカリ
コシヒカリは、新潟県で生まれたお米で、日本国内で最も生産量が多い品種の一つです。粘り気が少なく、程よい弾力があり、口当たりが良いのが特徴です。炊いた後に甘みや香りが引き立ち、そのまま食べても美味しいです。
ササニシキ
ササニシキは、石川県で生まれたお米で、コシヒカリに次いで生産量が多い品種の一つです。粘り気が少なく、しっかりとした歯ごたえがあります。また、旨味や甘味が強く、冷めても美味しいのが特徴です。
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ひとめぼれ
ひとめぼれは、新潟県で生まれたお米で、コシヒカリと並んで最も有名な品種の一つです。粘り気があり、程よい甘みと香りが特徴です。炊き上がりが柔らかく、おかずと一緒に食べるとよく合います。
あきたこまち
あきたこまちは、秋田県で生まれたお米で、あの「赤いきつね」のCMでも有名な品種の一つです。粘り気が少なく、口当たりが良く、ふっくらとした食感が特徴です。炊き上がりが硬めで、おにぎりにすると美味しいです。
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つや姫特別栽培米
つや姫の特別栽培米は、通常のつや姫よりも栽培期間を長くして育てられたお米で、粒が大きく、甘味が強く、食感が柔らかいのが特徴です。また、通常のつや姫よりも産地が限定されているため、生産量が少なく希少性があります。
いかがでしょうか?同じ品種でも産地や栽培方法によっても味わいが異なることがあるため、実際に食べ比べてみることがおすすめです。
いつものお米をもっと美味しく!美味しく炊く裏技も!
お米は、湿気や光、温度の影響を受けやすいため、保存方法には注意が必要です。以下のポイントを守って保存することがおすすめです。
- 保存容器は、密閉性の高いものを使用する。
- 保存場所は、直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選ぶ。
- 保存温度は、常温よりも低めの場所に保つ。例えば、冷蔵庫の野菜室に入れる。
お米を美味しく炊くには、以下のポイントに注意することが大切です。
お米は一合約150グラムです。
計量カップで測るときはなるべくすりきりで計り、いつも同じ量になるようにしましょう。
ざるに移した米をボウルにためた水に一気にくぐらせ、軽く1、2回かき混ぜたら、すぐにざるをあげましょう。
最初のすすぎは手早く行います。
米は水に触れた段階から水を吸収し始めます。
ヌカやゴミなどを含んだ水をお米が吸収しないために、最初の水を手早く捨てましょう。
爪をザルに立てるような手の形をとり、円を描くように洗っていきます。
感覚的には『かき混ぜる』程度で結構です。
10回程かき回したら水を入れ替えるという作
業を3回から4回行って下さい。
ザルから水がたれなくなるまで水を切り、炊飯釜に移しましょう。
目盛りまで水を入れ、30分ほど水を吸わせます。あとは炊飯器のスイッチを入れ、炊き上がるのを待ちましょう。
ご飯は、蒸らし加減でも味が違ってきます。
火を止めてから10~15分間は、フタをとらずにそのまま蒸らします。
充分な蒸らしをすることで、米の中心のデンプンを消化吸収しやすい状態にもしてくれます。
蒸らしが終わったら、釜の底からお米をはがすようにかき混ぜます。
しゃりきりをすることにより、釜の底や中のお米が空気に触れ、余分な水分を飛ばすことができます。
また、味も均一化され、風味を損なわず保温できます。
お米を炊くときに一緒に「ニガリ」を入れると、ご飯がベタつかず、ふっくらとツヤツヤになりますよ!
ニガリに含まれるマグネシウムが、お米の細胞が壊れるのを防いでくれます。
ぜひご家庭でも試してみてくださいね!
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